1リッターターボを積む48Vマイルドハイブリッド

そして、ハイライトがCセグメント初の48Vマイルドハイブリッドだ。本国では先に新型VWゴルフが同じパワートレインを搭載しているが、導入時期の関係でアウディが国内初となった。従来の1.4リッター直列4気筒ターボエンジンにかわるもので、A1やQ2のエントリーモデルが搭載する1リッター直列3気筒ガソリンターボ「1.0 TFSI」 エンジンに、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたものだ。トランスミッションは7速Sトロニックを組み合わせる。
誰もが抱くであろう、このサイズのクルマが1リッターエンジンで本当にちゃんと走るのか?という不安は走り出した瞬間に吹き飛ばされた。大人3人が乗り込んで箱根のワインディング路を走ってみたが、言われなければこれが1リッターだとはとても思えない。MHEVならではのモーターアシストもあって、発進時も、もたつくことなくすっとトルクが立ち上がりスムーズに加速していく。2000回転から最大トルク200Nmを発揮するので少々の上り坂でもまったく問題なし。
また燃費のよさも特徴で、カタログ燃費は17.9km/L(WLTCモード)。実際に高速道路をメインに走ればメーター表示は20km/Lを優に超えており、ガソリンタンク容量も47リッターあるので、ちょっと気をつかってやれば1回の満タンで1000km超えの走行も難しくなさそうだ。