プリーツの効能ってなに?
脚全体の印象を左右する
単に腰周りだけの違いと思うかもしれないが、実は下半身全体の印象に関わるプリーツ。ノープリーツパンツを“素”の状態とするとプリーツが入ることで脚のフォルムに視覚効果がプラスされるのだ。アウトプリーツの場合、クリースとプリーツが直線状に繋がることでスラリとした印象に。一方インプリーツは曲線的なラインが生まれパンツのフォルムに丸みを感じさせる。この視覚効果を理解して活用してほしい。

IN Pleats
曲線を描き丸みを演出
ひだが内側に向いたインプリーツは、英国やフランスのパンツに多い。一時期はほとんど姿を消していたが、フレンチの復興により昨今増加傾向。クリースからプリーツにかけて、内側にカーブを描いているのが特徴的だ。

OUT Pleats
直線を強調しスラリと見せる
ひだが外に向くアウトプリーツはイタリアパンツに多い仕様。インプリーツの反対ということで、“リバースプリーツ”とも呼ばれるが、一般的にプリーツパンツといえばこのアウトプリーツを指す。
Study!
プリーツの数は“好み”の問題
2プリーツは1プリーツよりもクラシックに見えるがかといって格式が上というわけではないし、相性のいいアイテムもほとんど変わらない。プリーツの向きが同じなら、あとは単にデザインの好みで選んで問題ないだろう。
[MEN’S EX Summer 2021の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み。