
試着のときチェックするポイントは?
ウキとシワに注意を

スーツのフィッティングは一見ジャストサイズのように見えても、細部に問題があるケースがしばしばある。その代表例が、上に挙げた3つのNG。襟首が浮いている(右上)、うなじの下のシワ(左上)、脇の下のダブつき(左下)などは、スーツ姿の美観を損なうため要注意だ。
正しい袖丈は?
シャツが1.5cmほど出る長さ

着丈やパンツ丈の適正値は時代によって変わるが、袖丈の基本は不変。シャツのカフスが1〜1.5cm程度覗くバランスが適正だ。ただし、これはシャツの袖丈が合っていることが前提。写真のように、カフスの先が手の甲に少しだけかかるくらいがちょうどいい。
適正な着丈は?
お尻がほぼ隠れる程度

スリムフィット全盛時代とは適正なバランスが変わっていることに注意。かつてはお尻が半分程度隠れる長さを基本としていたが、クラシック回帰が浸透した現在はお尻がほぼすべて隠れるくらいが◎。ただし、ジャージーのスーツなどカジュアル感が強いものはこれよりやや短めがよい。