いわゆる雨の日用シューズじゃダメなんです
部長 そんなわけで、ラバーソールのストレートチップを吟味していたんだ。なかでも性能を考えたらダイナイトソールが最有力候補。ただし、アッパーの雰囲気はあくまでドレスシューズらしいものが好ましい。
ヒラ なるほど、その結論が、こちらのチーニーですか。雨天専用の完全防水シューズとかだとダメなんですか?
部長 完全に「雨の日専用」にしちゃうと、履く頻度が低くなるから予算がかけられない。予算がかけられないと品質もそれなりで、それじゃあ履いても気分が上がることはない。結果、雨の日がますます嫌いになるよ。
ヒラ ダイナイトソールのドレス顔なら、雨の日はもちろん、たくさん歩きそうな日にもガンガン使えると!
部長 そういうことだ! よし、買った!(ポチッ)
ジョセフ チーニーの「アルフレッド R」
英国靴の伝統と実用性が見事にバランス
1886年、英国靴の聖地、ノーサンプトンにて創業したジョセフ チーニー。革靴づくりの基本に忠実で、素材も選び抜いてきちんと作っているブランドとして、世界でもその知名度は非常に高い。定番の人気としてロングセラーを続けるストレートチップ「アルフレッド」は、繊細なカーフが木型に沿って優美な曲線を描きます。靴底は、耐水性・耐久性に優れたグリップ力のあるダイナイトソール仕様のため、雨の日や歩行距離が長くなりそうな日にも安心。
日本人の足型を考え抜いて作られたラスト「125」は、細見のフィットを採用し、ヒール部分を小ぶりに。内羽根式なので、かしこまった席でも気後れとは無縁でいられます。
話したのはこの2人
ふく部長
コロナ禍に部長職となったエグゼクティブ。お洒落の知識と着こなしのセンスから、誰が呼んだか通称「ふく部長」。ニューノーマルに適応すべく部下に気を遣う一面も。髪はロマンスグレーに移行中。
ヒラ社員
なかなか新人が入ってこない中堅ヒラ社員。ニューノーマルな働き方を目指しつつ、スーツをバシッと着こなして「デキるビジネスマン」に見られたい煩悩ももつ。お洒落メガネ男子で、結構イケメン。
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イラスト=千野エー