
アウディ e-tron GT
クルマにとって大事なものとは? 安全性、操作性、加えて人にも環境にも優しいこと等々。そうした各項目のレベルを高めるべく、技術は進化してきた。一方で、爽快な走り、かっこよさという感情に訴えかける要素はおざなりにされてきた感もある。
アウディが今年発表した新型電気自動車のe-tron GTはそんな思いを一瞬で消し去ってくれた。モーターを前後に搭載し、アウディのDNAである「クワトロ(四輪駆動)」のスタイルを踏襲。モータースポーツに革新をもたらした原点がここにある。
なお、RSモデルでは0-100km/h加速は3.3秒を叶えている。運転席はポジションが低くスポーティ。流麗なボディデザインもあって、空気抵抗を示すCd値はわずか0.24に抑えた。また、電子的に合成したe-tronスポーツサウンドを搭載し、車外および車内にモードに応じたサウンドを発生させるのもユニークだ。
もちろん、サステイナビリティもこれまで以上に追求。内装はレザーではなくペットボトルや漁網由来のリサイクル素材を活用した仕様も用意する。クルマの未来はワクワクするものになる。そう確信させてくれる1台だ。
AUDI(アウディ)

走りとサステイナブル、その両軸で未来へと駆け抜ける
「アウディe-tron GTクワトロ」(1399万円)、高性能バージョンの「RS e-tron GT」(1799万円)を発表。全長4990×全幅1965×全高1415mm(RSモデルは全高=1395mm)。バッテリーは床下に搭載し、フル充電時500km以上走行可能。(アウディ コミュニケーションセンター)
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アウディ コミュニケーションセンター TEL 0120-598-106
[MEN’S EX 2021年7月号DIGITAL Editionの記事を再構成]
(スタッフクレジットは本誌に記載)※表示価格は税込み