日常使いはもちろん、コアなカーユーザーにもぜひオススメしたい

――実際にドライビングシートに座ってみて、いかがですか?
伊藤 スポーツカーにありがちな、視界が狭くて乗り難そうというイメージはまったくないですね。ヤリスをベースにしているだけあって視界もいいですし、サポートのしっかりしているシートは、思ったよりも座り心地がよかったです。後部座席は少し狭く感じますが、荷室は十分な広さを確保していると思います。

――運転してみて、第一印象は?
伊藤 まずはボディなんですが、エンジンフードやトランクリッド、ドアパネルはアルミ製。ルーフパネルにはカーボンファイバー強化樹脂を使用しているそう。軽量化を図りながらもバランス感のある高剛性なボディを実現してるんですよね。パワフルなエンジンとトラクション性能抜群の4WDの組み合わせは、誰でも運転が楽しいと思います。ボディの骨格がしっかりと作られているので、足もきちんとストロークするから、それが乗り心地の良さにも繋がっているんだなって。スポーツモデル=乗り心地が悪いという印象は、この『GRヤリス』によって取っ払われました(笑)。

――サーキットでの走りは?
伊藤 スポーツ4WD機構の『GR-FOUR』が大活躍でした。ドライブモードを切り替えることで、前輪と後輪のトラクションのバランスをシーンによって変えられるところがよかったです。サーキットで走らせると、常に4輪でしっかり地面を捉えている感覚があるので、安心してアクセルを踏み込むことができました。軽量化にもこだわられているので、ヒラヒラとした軽快な走りと4WDの安定感が両立されているところが、GRヤリスならではだと思います。また、GRレコーダー(後付けパーツのGAZOO Racing Recorder)があれば、様々なサーキットでのタイムやアクセル/ブレーキ開度なども記録され、自分の課題が一目で分かるようになるので、よりGRヤリスを走らせる楽しみが生まれますよね。とにかくGRヤリスを隅から隅まで体感できて楽しかったです!

――ベースモデルのヤリスとの違いは?
伊藤 他のヤリスとはまったく別のモデルだと思った方がいいですね。ノーマルヤリスも十分楽しくて良いクルマなのですが、GRヤリスに“一乗り”しただけで、単にヤリスが進化しただけのモデルではないと感じました。しっかりとした剛性感のあるボディ、ひらりとした身のこなし、さらに爆発的なパワーと圧倒的なトラクション。ハイレベルなスポーツカーに仕上がっているのはもちろん、クルマとしての素地がさらにしっかりしたおかげで、クルマとしての格もグッと上がっている感覚がありました。
――GRヤリスは欧州でも高い評価を得ています
伊藤 クルマ自体の出来映え、運転の楽しさ、上質なクルマだけが醸し出す雰囲気、しっかり守られている安心感など、挙げれば切りがないほど実際に乗ってみないとわからない満足感があります。GRヤリスは、2021年の英国カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)を受賞しているんですよね。上質な走りにこだわる輸入車ユーザーにも納得の仕上がりではないでしょうか。

――どんなシーンで運転してみたいですか?
伊藤 ハンドリングが気持ちいいので、週末にワインディングロードでドライブなんていうのはどうでしょうか。日常での街乗りももちろん楽しめるはず。普通のスポーツカーでは難しい日本ならではの狭い路地でも『GRヤリス』ならコンパクトで小回りも効くし、ストレスなく運転を楽しめそう。それに加え、3気筒エンジンだとは信じられないパワフルさも国産車離れしてるから、アウトバーンのような欧州の道でもいつかぜひ走ってみたいですね。
納得の走りと満足感を得られるGRヤリス

「初めて乗ってもすぐに楽しめるのが『GRヤリス』の魅力。様々なシーンで思い切り使えて安心して走ることができる。これまで輸入車を乗り継いできたような走りにこだわりのあるカーユーザーにも、これまで以上の満足感が得られると思います。皆さんも是非『GRヤリス』にしかない満足感を味わってみてはいかがでしょうか。」(伊藤さん)