ビジネスの装いとは、その人の第⼀印象を決めるコミュニケーションツールの⼀つ。
MEN’S EX編集部がまとめた新刊『ビジネスの装いルール完全BOOK』は、そんな「きちんと感」の装い方をスーツ、ビジネスカジュアル、冠婚葬祭などのフォーマルまで網羅しています。ここでは、その中から一部をピックアップしてご紹介!
きちんと&軽快なこれからのスーツに
2種類の「ブローグ靴」を新王道に

スーツのセンスを上げるにはクォーターか、セミを選択
スーツを正統に着こなす王道の足元には、内羽根ストレートチップが正解。ただ服装の自由度が高まった昨今、個性が受け入れられるようになった時代に合わせた1足として、ブローグの靴という選択肢もある。
ブローグといっても、ここではクォーターブローグとセミブローグをおすすめする。クォーターブローグはトウの切り替え部分と羽根まわりのみにパンチングを施した控えめなデザインで、シンプルにまとまる。
一方でセミブローグは、メダリオンを配したトウや切り替え部分のパンチングのため、上品ながらも存在感のある足元を演出するのに最適だ。
スーツスタイルも新しい時代を迎え、足元の選択肢も広がってきた。だからこそ、今まで以上に個性を演出するためにも、クォーター&セミを選ぶのも楽しみのひとつだ。
ほんのり軽快な印象を与える
[クォーターブローグ]

クォーターブローグとは
写真の靴のようにトウには意匠がなく、トウの切り替えの一文字部分と羽根まわりにのみパンチング(穴飾り)があるものが、クォーターブローグの位置付けだ。
一見内羽根ストレートチップと変わらぬシンプルさだが、僅かに入れられたパンチングがほんのり表情を深める。故に、ビジネスでも抜け感を伴いつつシックで正統な印象に。

さらに控えめに見せるなら[パンチトキャップトゥ]

クォーターブローグよりもシンプルなのが「パンチトキャップトウ」。トウキャップとの切り替え部分のみ穴飾りを配し、正統感が強くなる。
正統スーツに華やぎを加味
[セミブローグ]

セミブローグとは
トウに施したメダリオン以外にも、切り替え部分やそのほかの箇所にパンチングを配した靴をセミブローグと呼ぶ。靴全体が華やかな印象にまとまるのが魅力。クラシカルで個性的な足元を演出できるので、ベーシックなスーツ姿もエレガントに。またジャケパンにも対応できる、ユーティリティプレイヤーだ。

さらに詳しく知るにはコチラ!
「ビジネスの装いルール完全BOOK」

<⽬次>
第1章: 知的に⾒せるサイズ選びの正解
第2章: スーツの装い、基本の着⽅
第3章: 合わせ⽅の基本セオリー
第4章: ⾜元こそ装いの画⻯点睛
第5章: 上質な快適を装う
第6章: ⾮⽇常時にこそ試される教養
第7章: スーツのディテールには役割がある
本体価格:1000円+税
発行:世界文化社
[『ビジネスの装いルール完全BOOK』の記事を再構成]