実用性も見逃せない

冒頭に触れたようにI-PACEは寸法より締まって見える。しかし実際乗ってみると前席はもちろん、後席の足元の余裕や、ややアップライト気味に座らせるシートにより「しっかりと着座」することができるので快適性は上々である。

さらに驚いたのがラゲージスペースの容量だ。658リッター(試乗した車両はエアサス仕様のため638リッター)と欧州のDセグメントのステーションワゴンとほぼ同じである。またオマケ程度ではあるが、フロア下にはサブトランク(深さはそれほどない)があり、試乗車には充電用ケーブルが積まれていた。車内の収納も充実しており、実用性は十分と言えるだろう。
