

鶴原 PWのロフト角は42.5度なんですが、そのわりに弾道がめちゃ高いですよ!
奥嶋 7番アイアンは、普通に飛ばしやすい性能です。打ち出し角が高く、スピンが少なめなのが特徴。フェースの弾きの良さも感じます。けれど、7番アイアンと同じ長さのPWには、構えた時点から違和感がありまくり。最初はダフっちゃいましたもん(笑)
鶴原 ゴルフ経験が長い人ほど、ワンレングスには違和感がありますよね。ワンレングスの長所として、同じ長さのクラブだからシンプルなひとつのスイングで距離の打ち分けをしやすいとされているのですが……、そもそもPWを長くするメリットが僕には理解できないです。ゴルフクラブって、短いほど当てやすくて打ちやすくなるのに。
奥嶋 おっしゃるとおり。5番アイアンが7番アイアンの長さで打ちやすくて飛ばせるのはラクでいいけれど、PWを7番アイアンの長さで打つメリットはないですね。シャフトが長いPWはものすごい球が上がるけれど、一般的な長さのPWでも球は十分に上がります。
鶴原 「ラッドスピード ワンレングス アイアン」には、ヘッドのトップブレードにカーボン素材を埋め込んで低重心化していたり、バックフェースに3Dプリントした樹脂を使っていたりと、他社にはない最新テクノロジーが満載されています。けれど、ショートアイアンまでがワンレングスがいいかどうかは別問題です。
奥嶋 このアイアンって、ワンレングスのモデルしかないんですか?
鶴原 一般的な長さ設定の「ラッドスピード アイアン」も用意されています。購入を検討している人は、そちらのほうが無難でしょうね。
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奥嶋誠昭/おくしま・ともあき
JGTOツアープレーヤー資格を持ち、プロコーチとしても活躍中。横浜市内にある「ノビテック・ゴルフスタジオ」でヘッドコーチを務め、3Dモーションキャプチャー計測器GEARSなどの最新機器を使ったレッスンをアマチュアにも展開中。2020年3月からYouTubeチャンネル『THE REAL SWING〜ゴルフスイングの作り方〜』をスタート!
THE REAL SWING〜ゴルフスイングの作り方〜
鶴原弘高/つるはら・ひろたか
雑誌やウェブで多くの記事を手掛けるゴルフ専業のライター。もちろん自身も大のゴルフ好きで、最新ギアも大好き。オフィシャルハンデは7。ゴルフギア情報を発信する会員制コミュニティサイト「3up CLUB」のキャスターも務めている。
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