【2021春夏 胸元お洒落キーワード#2】
ベーシックスーツにカラーシャツ

’80年代以来のリバイバルトレンド
ブリティッシュ、アメリカン、フレンチなど様々な国のテイストが混在していた1980年代において、ピンクやイエロー、グリーン、パープルといったカラフルなドレスシャツはごくポピュラーな存在だった。しかし’90年代後半以降、クラシックファッションの主流がイタリアへと移行するのに伴って、シャツは白・青が圧倒的多数派に。かくして表舞台からほぼ姿を消していたカラーシャツだったが、’80sテイストが次々とリバイバルする近年の流れに沿ってついに復活。無地系のスーツに合わせてアクセントとするのが効果的な活用法だ。
「渋いブラウンスーツにはクラシックな白シャツ・青シャツを合わせるのがセオリーと思っていましたが、カラーシャツを合わせるとすごく新鮮ですね。若々しく、モダンで、アーティスティックな雰囲気も醸し出せると思います」(Mr. David)
【2021春夏 胸元お洒落キーワード#3】
ジャケットのインナーにボーダーを

幅、配色、素材など、かつてないバリエーションが展開
フレンチテイストの人気が過熱するなか、昨年から拡大を続けるボーダーブーム。今季はいっそうバリエーションを充実させ、実に多彩な配色・縞の太さでラインナップされている。定番の白×黒や白×青だけでなく、カラーベースのものも豊富。またカットソーだけでなくニットにも同様のボーダー柄が登場している。
一枚で着てもいいが、大人らしく活用するならジャケットやブルゾン、シャツアウターなどのインナーとして利かせるのが◎。無地のTシャツやニットの代わりに使えば、印象を一新できるはずだ。「“サマーエレガンス”という言葉がぴったりのアイテムですね。私も大好きなテイストで、この春夏はぜひ挑戦してみようと思います」(Mr. David)