プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
TAYLORMADE P・7MB/テーラーメイド P・7MB TAYLORMADE P・7MC/テーラーメイド P・7MC TAYLORMADE P・770/テーラーメイド P・770 TAYLORMADE SIM/グローレ アイアンテーラーメイド SIM GLOIRE IRON 【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.119】
ヘッドサイズがやさしさに比例する
やはり「P・7」シリーズはアスリート向け

ライター・ツルハラ ドライバーなどのウッドが強いテーラーメイドですが、最近はアイアンも人気が出はじめています。なんと言っても、ローリー・マキロイを筆頭にPGAトッププロが使用していますからね!
奥嶋プロ プロが使うのは、まさしくプロモデルともいえる小ぶりの軟鉄鍛造のアイアン。そのほかにも先進性のあるテーラーメイドらしいテクノロジーを駆使したモデルも用意されていますよね。今回は、これら4モデルを試打するんですか?
ライター・ツルハラ そうです! 2020年後半に発売された新作アイアン4モデルになります。「P・7」シリーズが3モデル、それと日本向けとして発売されている「SIM グローレ」のアイアンです。奥嶋プロには各モデルを試打計測してもらいますよ。では、さっそくお願いします!
奥嶋プロ まずは、ローリー・マキロイが使っている最新マッスルバック「P・7MB」ですね。う〜む、まさにマッスルバックという感じ。ヘッドが小さい!



ライター・ツルハラ 「P・7MB」は、2000トンの高圧で鍛造されたフォージドアイアン。しっかりした打感が特徴ですね。7番のロフト角は35度ということもあって、飛距離はロフトなりですね。
奥嶋プロ いいですね〜。構えたときのルックスもいいし、打ち応えがバツグンにいい。もちろん球筋も操作しやすいです。こういうアイアンを自分でも使ってみたいけれど、コースに持っていくとヘッドが小さすぎて不安になる(笑)。それにロフトが立っている最近のアイアンと比べると、やっぱり全然飛ばないなぁ。
ライター・ツルハラ そもそも、飛びや寛容性を求めて作られているアイアンじゃないですからね。自分のスキルと力量をいかすためのアイアンという感じ。とはいえ、プロダクトとしてキレイに作られていますよね。バッグに入れたくなります。次に打ってもらうのは、ハーフキャビティの「P・7MC」。こちらは契約プロのマシュー・ウルフが使用しています。
奥嶋プロ おっ! これなら全然イケそう!!!