
メルセデスのコンパクトSUV初となる3列7人乗り
「メルセデス・ベンツGLB」はハッチバックのAクラスをはじめとする基本骨格MFAⅡプラットフォームを用いたSUVだ。同タイミングで2代目にフルモデルチェンジしたGLAと比べて、全長210mm、ホイールベースは100mm長く、全高を95mmあげて広い室内空間を確保した、メルセデスのコンパクトSUVとしては初の3列シート7人乗りモデルとなる。

エクステリアデザインは、どこかGクラスを彷彿とさせるもので、SUVらしく全体的にスクエアなフォルムになっている。ほぼ垂直に切り立ったフロントグリルやテールゲートに、ヘッドライトやリアライトなども専用のデザインとなっている。

インテリアは、センターに大型液晶モニターを配し、真下にジェットタービン型のエアコン吹き出し口を置き、さらにその下にエアコンの操作パネルを配置する基本構成は最新のメルセデスデザインに則ったもの。

フロントシートはたっぷりとした座面サイズで包み込まれるような座り心地があじわえる。そして2列目シートは140mm前後スライドし、バックレストは8段階で角度調整が可能だ。そして日本仕様では特にアナウンスされていないが、本国では3列目シートは身長168cm以下の人が座ることを推奨している。


これはスペースの問題だけではなく、テストの結果、衝突安全性を考慮しての推奨値というのがメルセデスらしい。3列目シートの剛性感の高さやヘッドレストの作りこみ1つをとっても、安全へのこだわりが見てとれる。
日本仕様のGLBのパワートレインは、2リッター4気筒ガソリンターボに8速DCT、そしてフルタイム4WDを組み合わせた「GLB 250 4MATICスポーツ」と、2リッター4気筒ターボディーゼルに8速DCT、で前輪を駆動する「GLB 200 d」という2種類の設定となっている。