総距離387kmの公道試乗で分かった「スバル レヴォーグ」はアイサイトXを選ぶべき理由

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レーンチェンジは自分より上手い!?

SUBARUレヴォーグ インパネ
ウインカー操作だけで車線を変更してくれる、アクティブレーンチェンジアシストも装備。

アイサイトXのもうひとつの機能として注目なのが「アクティブレーンチェンジアシスト」と呼ばれる機能だ。これは約70km/h以上で走行中、隣接車線がメーター内に表示された後、レーンチェンジを行いたい車線方向にウインカーレバーを(深く)下げることで開始する。

前述したようにレヴォーグは後方にもレーダーを持っているので、もし車両が接近してきた場合はメーター内に扇形マークが表示されてシステムは作動しない仕組みになっている。

ただ、ステアリング操作もあくまでドライバーが保舵する必要があり、文字通り「アシスト」なのである。それでもシステムとしては納得できるモノで、非常に車線変更はスムーズかつスピーディーだ。考え方によっては急な舵角操作を行うドライバーより上手いくらいで、まるで先生が正しい操舵を教えてくれるような感覚さえした。

それでも買うならアイサイトX一択

SUBARUレヴォーグ
アイサイトのみを搭載したGT(310万2000円)、GT―H(332万2000円)、STI Sport(370万7000円)に加え、各グレードにアイサイトXを装備したEXをラインナップする。写真はスポーティモデルのSTI Sport EX(409万2000円)。

新型レヴォーグに長距離試乗して感じたのは、何よりも「疲れない」点であった。もちろん直進安定性や乗り心地なども従来を大きく超えるレベルであったが、やはり自動車専用道路を使う機会があるならば「アイサイトX」搭載グレードを買うことをオススメする。

実際、事前予約とはいえ、アイサイトX搭載車が受注の90%以上という。スバル側もここまで受注率が高いとは予想していなかったそうだが、新機能だからといって飛びつく層以上にこの受注比率は素直に凄いと言っていいだろう。

アイサイトXを搭載するグレードには「EX」の名称が付く。「EX=EyeSight X」の頭文字を取ったものだそうだが、3グレードある中でそれぞれに装備に差を付けるなどしていながらも「アイサイトX」自体は共通である。

SUBARUレヴォーグ 11.6インチの縦型センターディスプレイ
11.6インチの縦型センターディスプレイ(EXに標準)を採用、メーター部も各種情報を表示する液晶メーターとなる。

新アイサイトを搭載するグレードとの価格差は38万5000円だが、この中にはナビやAVシステムを含む最新の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイや12.3インチのフル液晶メーターなどコネクテッドシステムも含めた多くの機能を含んでいる。その点から考えてもアイサイトXは価格以上のコスパの高さを持ち、将来のリセールバリューにも期待できるのだ。

文/高山正寛 写真/SUBARU、佐藤亮太 編集/iconic

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