ホワイトゴールドの透明感のある光沢にはグレーを合わせて

手巻き。径40㎜。18KWGケース。カーフストラップ。世界55本限定。427万円(シャネル カスタマーケア)
スーツ8万4000円/シップス(シップス 銀座店) シャツ2万8000円/バグッタ(トレメッツォ) タイ1万6000円/ニッキー(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) 靴9万2000円/クロケット&ジョーンズ(トレーディングポスト青山本店) チーフ〈スタイリスト私物
平澤 確かに、誠実な感じが出ているね。商談のような場面でも悪目立ちせず好感度高そう。
四方 次の「グリーンダイヤル」は、IWCの「ポルトギーゼ・クロノグラフ」を例にとってみましょう。
平澤 これも色を拾って合わせる?
四方 グリーンのように個性のある色だと、少しわざとらしいかもしれないですね。逆に洋服はモノトーンに徹して、時計を差し色にするというのはどうでしょう?
個性派のグリーンはモノトーンのアクセントに

自動巻き。径41㎜。SSケース。アリゲーターストラップ。79万5000円(IWC)
スーツ24万円/ルイジ ボレッリ(バインド ピーアール) ニット1万7000円/ソブリン(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) 靴7万9000円/クロケット&ジョーンズ(グリフィンインターナショナル)
平澤 なるほど、いいね!
四方 ただ、黒スーツに白シャツのようなフォーマルっぽい服ではなく、カジュアルに見せるのがポイントです。今回は細かいチェックのグレースーツにタートルニットを合わせました。
平澤 服がドレッシーすぎると時計だけ浮いてしまうということだね。では次、「レトロダイヤル」。
四方 これはIWC「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ」のスタイリングを例に解説しましょう。レトロ時計に合わせて、服装にもレトロテイストを取り入れています。具体的にはジャケットの色み。パキッとした白黒ではなく、スモーキーで優しいトーンのものを選びました。ニットもオフ白を合わせています。このフェード感がレトロテイストに繋がるんです。