


シンプルながら素材の表情で着映える
「5月に、社内で頑張った部署や社員に賞を贈る表彰式があり、リモートで式を開催。そのとき、家でこのスーツに着替えました。頑張った社員へリスペクトを示したかったんです」(小林さん)。柔らかなグレーのウール地は、伊の「フラテッリ・タリア・ディ・デルフィノ」の生地でオーダー。「こちらの高番手の生地は柔らかいのにコシがあり好きなんです。光の加減によってネイビーがかっても見える、風合いの奥深さがいいんですよね」。タイはナポリに行くときに買う、「マリネッラ」のもの。合わせた時計はロレックスのデイトナ。「これもスーツ同様、奥深いカラーリングが好きで、コーディネートしています」。

勝負Vゾーンバリエーションは爽やかさを重視
こちらは、このスーツで着こなす、Vゾーンのバリエーション。白シャツにエルメスのブルーのシルクタイで爽やかに。「よりフォーマル、より正統に見せたいときのコーディネート。白とブルーは清潔感が出ますよね」。記者発表など、少し改まるときに選ぶそう。
Profile
オルビス代表取締役社長
小林琢磨さん
2002年ポーラへ入社。’09年にグループの社内ベンチャーで立ち上げた敏感肌専門ブランドのDECENCIA取締役、’10年同社代表取締役社長に就任。同ブランドを大きく飛躍させた後、’17年オルビスのマーケティング担当取締役、’18年に代表取締役社長に就任。ポーラ・オルビスホールディングス取締役を兼務。
[MEN’S EX 2020年12月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)