冬の着こなしをロマンチックに演出
内田 トラッド好きなキミがいかにも飛びつきそうな一枚だね。
橋本 これは’40年代頃に流行ったブルックスのスキーセーターから着想したもの。レトロなノルディック柄がたまらなくないですか。
内田 まるで綿谷 寛画伯のイラストからそのまま抜け出してきたような雰囲気。丸ヨークで柄部分を求心編みで編み立てた手間のかかる作りもさすがブルックスだね。橋本くんならどう着る?
橋本 デニムもいいけど、ボクならスラックスに合わせて足元はホワイトバックスとするかなぁ。それで上にはヘリンボーンツイードのJKを羽織る。もちろんダウンの内に着込んでスノーリゾートに着て行ってもお洒落でしょうね。
内田 赤×白の配色はこれからのホリデーシーズンにもぴったりよね。白髪交じりのミドルがこういうのを着てもチャーミングかも。
橋本 洗って色あせたら、さらにイイ雰囲気になりそうです♡
内田 私もこの冬は久々にノルディック柄に挑戦してみようかな。

当時のロゴを用いた専用タグも魅力を高める
1940年代の初期スキーブームの頃に流行ったセーターを再現。当時スキーは富裕層のスポーツだったためか、スポーティな中にもエレガンスがしっかり漂うのがいい。上質なメリノウールを使用し着心地もリッチ。2万6000円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
話したのはこの2人
内田さやか(副編集長)
冬になると赤やブルーの鮮やかな色のセーターをよく着用。
橋本慎司(ファッション担当)
大のアメトラ好き。ブルックスの古いカタログも収集するほど。
Brand History BROOKS BROTHERS(ブルックス ブラザーズ)
1818年にNYで創業。ポロカラー(ボタンダウン)シャツ、レップタイ、サックスーツなど名作を次々と送り出しアメトラを確立した。
[MEN’S EX 2020年12月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)