手元の多彩な表現で、さりげなく色気を醸し出す
軽快なジャケットにシックなトーンを載せて


カーディガンのように軽いジャケットにニットを合わせた装いは、新時代のビジネスシーンにおける主軸となるであろうスタイル。そこに美しい調和を見せるのが、上の色違いとなるパープルダイヤルだ。18KPGケースとの組み合わせともあいまって、時計単品では色気の強い印象だが、実際に着けると意外なほど馴染む。ケースの造形が極めて繊細で、非常に上品なことがその一因だろう。280万円
クロノグラフにあえてシックなスーツを


スーツにクロノグラフというハズシ技はもはや定番だが、上品さが際立つクロノグラフなら、ハズシではなく王道のエレガンスを発揮できる。今季は計5色のカラーダイヤル版が追加されたが、とりわけスーツと好相性なのがこちらのスモークグレーだ。こちらはベゼルに18KWG、ミドルケースに18KPGを採用したコンビカラーもポイント。自動巻き。径41㎜。アリゲーターストラップ。445万円
これは必ず新定番になる。
そう確信させる圧倒的完成度
「ロイヤル オーク」シリーズに並ぶ、次世代の金字塔を打ち立てる――そんな大目標を掲げて昨年ベールを脱いだ「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」。異例の長期開発のもとで驚くほど作り込まれた細部の完成度とともに、正統派ながら革新性に満ちたデザインも大いに話題を呼んだ。八角形のミドルケースを挟み込むようにして繊細なラウンドベゼルを重ね合わせた複合的な設計は、まるで現代建築のような洗練を宿す。それでいて、スーツからラフな休日カジュアルまで見事にマッチするのがオーデマ ピゲらしいところだ。一見シンプルだが非常に複雑な造形美が見せる多面性が、この汎用性を生み出しているといえるだろう。
そんなCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲに、今年さらなる新作が加わった。最大の特徴は、玄妙なグラデーションを見せるカラーダイヤル。その絵画的な美しさは、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲの独創性をいっそう引き立てる新提案となった。中でも本誌が推したい色はバーガンディ。力強さと円熟味、そしてほのかな色気を宿したこちらは、ドレスにもカジュアルにも馴染む汎用性をキープしつつ、極めて優れた〝手元映え〟を発揮する。ハズシの時計ではなく、王道の一本として大活躍を見せてくれるはずだ。
オンとオフがシームレス化する今後は、大人が楽しめる装いの幅がより多彩になる。そんな新時代に、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲは最高の相性を見せる一本だ。ラグジュアリースポーツウォッチという新様式を確立したロイヤル オークのように、同作はファッションと時計の新たな関係を築くに違いない。見ているだけで胸が高鳴るような可能性を感じる傑作だ。
お問い合わせ先
オーデマ ピゲ ジャパン
TEL:03-6830-0000
https://borninlebrassus.audemarspiguet.com
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撮影=谷田政史(CaNN) スタイリング=四方章敬 ヘアメイク=MASAYUKI(The VOICE) 文=小曽根広光
※表⽰価格は税抜き