「ブリューワー」のネクタイが、普遍的に愛される理由

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「ブリューワーのタイの魅力は、ある意味“ポルシェ911”と同じです」

「ブルートーン」のネクタイ
クローゼットの中には、毎年アップデートし続けている「ブルートーン」のネクタイバリエーションがズラリ。

「ブリューワーは、1892年にオーストリアで創業してから、私の代で4代目になります。その間、本社はベルギーのブリュッセル、フランス・ニースに移転し、多様なミックスカルチャーを受けながら成長してきました」

アラン社長
こちらは、ニース本社のショールームで商談中のアラン社長。

「ブリューワーのネクタイは、ある意味、”ポルシェ911″に似ているところがあるかもしれません。スポーツカーの王道であるポルシェ911は、時代を経るごとに少しずつリモデルします。それは一世代違いで見れば、たいした差に感じないかもしれないですが、20年前から今の最新モデルを見比べたら、そこには主軸となるスタイルはありながら、大きな差を感じることができます。

ブリューワーもそれと同じです。私たちのブランドは、クラシックとも、コンテンポラリーとも言い切れない。しかし、自分たちのスタイルともいえるフランス的な香りや色使いを取り入れ、少しずつ少しずつ、時代を”Revisit”(再考)しながら進化を重ねてきました」

ベージュトーンやピンクトーン
アラン社長が大好きというブルートーン以外にも、ベージュトーンやピンクトーンのネクタイが豊富に。奇を衒った色柄はなく、時代を超えて長く愛せるものが多いのが印象的。

「このように、微差の進化も長い年月をかければ、大きなアップデートに繋がります。つまりそれは、ベーシックな色柄でも人々を飽きさせず、新しいシーズンにタイを締めるとき、フレッシュな気分にさせることができるのです。ブリューワーのネクタイが日本でも長く愛されている最大の理由は、そこにあるのだと確信を持っています。

日本では、これまでネクタイブランドとしての認知度が高かったですが、フランス国内を中心に2000年代よりアウターやシャツ、パンツなどトータルコレクションとして展開を強化しています。日本でも展開を広げていきたいと考えていますので、今後も楽しみにしていてほしいですね」

2025

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