
[YELLOW]
紺ジャケにチノパン、差し色に赤のコーデュロイシャツ。ここまでならよくある服装だが、さらに発色のいいイエローニットをプラスして攻めを効かせてみるのも一興。一見喧嘩してしまいそうに感じるが、それぞれのアイテムに英国トラッドなムードが色濃いためギラついて見えない。全体的にマットな素材感で統一するのも品よく攻めるコツだ。王道紺ジャケをひと味違う気分で着たいとき参考にしてほしい。

左:[VIVID MADRAS]
トラッドのアイコン的アイテムであるマドラスチェックはドレイクスが好む柄のひとつだが、定番の配色に加えてこんな派手色も作っているのが面白い。シャツイチだとさすがに主張強めだが、オリーブグリーンのジャケットと合わせるとこのとおり絶妙なアクセントに。土くささを中和し、フレッシュなスタイリングに仕上がるのがポイントだ。
右:[RED]
秋に映える、大人っぽい表情のブラウンジャケット。イタリア流ならここにネイビーを合わせるところだが、赤のニットを挿すと一転、英国トラッドな趣が漂う。実は茶と赤は非常に相性がよく、自然なグラデーションにまとまるのがわかるだろう。万人に似合うスタイルのため、ビビッドカラーの入門としておすすめしたい合わせだ。