「同系トーン」か「コントラスト」か?
色ニットJKの着こなしテクニック

オンに比べて色柄の選択肢が広がるのも休日JKの魅力だが、それゆえにどう着こなすか迷ってしまう方もいるはず。そこで各種ニットJKを主役に、「同系トーン」と「コントラスト」という二軸のテクニックで装い例をご紹介しよう。
FILIPPODE LAURENTIIS / フィリッポ デ ローレンティス

ジャケットはラグジュアリーなカシミア100%を素材を、表情あるリブ編みに仕立てた一着。しっかりと目を詰めて編み上げることで、カシミアならではの滑らかさ、柔らかさと、立体感あるシェイプに欠かせない適度なハリ感を両立している。
こちらはトップスとボトムスでコントラストを効かせたコーディネート。美しいキャメルブラウンを濃いめのグレーで引き締めることで、発色の美しさが際立っている。インナーもダークトーンだとジャケットだけが浮いてしまうため、ホワイトのタートルニットで繋がりを意識。こちらはハイゲージをチョイスし、ジャケットと素材感を変えることで奥行きある印象にまとめている。
LUNAUL / ルナル

こちらも上と同様、カシミア100%のニットジャケット。一見ネイビー無地に見えるが、よく見るとパープル、グレー、ブラックなど複数の色糸がミックスされていて、光を受けると実に表情豊かな色合いを見せる。カシミア素材の名門として知られる東洋紡糸が手掛けたニット地だ。
トップスと靴をダークトーンでまとめつつ、ホワイトパンツでコントラストを。冬の白パンとは意外かもしれないが、昨今は重苦しさを回避する手段として洒落者の間で一般化しつつある。ペラペラした素材は避け、ヘビーなツイルやフランネルなどを選ぶとよい。ジャケットの白ボタンともさりげなくリンク。