スーツな手元の懐刀
ジャガー・ルクルトのマスター・ウルトラスリム・キングスマン・ナイフ

ドレスコード史を振り返ると、フォーマル度の高いシーンでは紳士の手元には薄型の2針というのがマナーだった。「Manners Maketh Man(マナーが紳士を作る)」は映画『キングスマン』に出てくる名セリフ。マナーを心得るのは紳士への第一歩だ。
さて、本作は『キングスマン』シリーズ最新作を記念して作られたもの。ジャガー・ルクルト史に残る薄型時計の傑作、1907年誕生の懐中時計「クトー(仏語でナイフの意)」がベースだ。
三角形のフレームで保護されたリューズはクトーと同じ意匠。わずか4.25mmという厚さで、端正かつドレッシー、マナー通りの佇まいは纏う者の格を自然と上げてくれる。
また、幅広のベゼルはケースのエッジに向かってなだらかに傾斜し、ナイフの刃を思わせる。懐中時計とナイフに由来するだけに、スーツな紳士の心強い“懐刀”として、さりげない存在感を放ってくれる。

厚さ1.85㎜の自社製手巻きキャリバー849を搭載。径40mm。ピンクゴールド製ケース。アリゲーターストラップ。世界限定100本。318万円(ジャガー・ルクルト)
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ジャガー・ルクルト
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※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年10月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)