ザノーネのダークタートルニットを、 柄ジャケットの引き締め役に

柔らかなラムウールを使ったタートルネックは、毛足の長い表情とその手触りによって非常に優しげな印象。首元と裾はリブ編みだが、身頃は平織りとなっており、程よいボリューム感が一枚ではもちろん、ジャケットやコートのインナーとして最適な秋冬らしさを演出してくれる。チャコールグレーのシックな色合いも、落ち着いた大人の上品さを与えてくれる。こうしたダークトーンのタートルニットは、派手めの柄ジャケットのインナーとしても重宝する。
パッと目を引くアクセントカラーに ドルモアのオレンジニットを

顔映りも良く華やかな印象と穏やかな雰囲気も演出してくれるオレンジのタートルは、オーストラリア、タスマニア産のエクストラファインメリノウールを細番手双糸に加工し、2本撚り合わせた糸をホールガーメント編機でじっくり編み上げた8ゲージニット。薄すぎず、かといって厚すぎず、ミドルゲージニットは、日本人体型に合うやや短めの袖丈や着丈が嬉しい。着膨れしにくいので上品に着こなせる。落ち着いた配色になりがちな秋の装いのアクセントカラーとしてもぴったりだ。
フェデリの定番グレーニットは モックネックで新鮮さを加味

程よいゆとりを持ったスリムシルエットが大人の雰囲気を演出するモックネック。上品な光沢は、カシミア70%+シルク30%のラグジュアリーな素材使いによるもの。ネック周りやボディとスリーブの接続部分には美しいヘラシが多用されており、ニットの名門フェデリの高い技術力が窺える。トレンドに流されない実にベーシックなデザインも魅力だ。ブラックデニムとグレーベースの柄ジャケットのつなぎ役として、色味を適度にリンクさせることで、洗練された大人の印象にまとまる。