新型「トヨタ ハリアー」登場で歴代モデルの魅力を再検証する

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国内専用モデルの3代目ハリアー

3代目ハリアー
2009年にレクサスRXが登場した後も販売されていた2代目が2013年に終了、その約半年後に国内専用モデルとして登場したのが、この3代目ハリアー。ボディサイズは全長4720×全幅1835×全高1690mm。
3代目ハリアーのインテリアデザイン
国内で使いやすいようボディを小さくしつつも室内はより広くなり快適に。吸遮音材の最適化などにより静粛性も高められている。

RXをベースにハリアーを復活させたのか、と思われたかもしれないが、この3世代目ハリアーとレクサスRXとは全く異なるモデル。2世代目まではラグジュアリィを語るため、北米マーケットではスタンダードクラスとされるカムリで用いられているプラットフォームを採用していたが、仕立て方によってはラグジュアリィテイストを引き出せるポテンシャルをもっており、それによって高級車テイストで作られていた。

ところが、復活した3代目はその下となるRAV4で採用されていたプラットフォームを採用。そのため、走行性能や快適性の絶対値をキープすることは難しく、ボディサイズも小さくなってしまうことを余儀なくされた。ただし、ボディサイズについては、フロントオーバーハングを伸ばすなどして全長は4.7m台を確保し、全幅は国内専用を謳うことで−10mmに留めている。

もちろん、2世代目ハリアーから10年が経過していることもあり、技術分の10年分の進化、いや、それ以上を感じ取れるところが多くなってはいたが、かつてほどのラグジュアリィテイストはないといった意見も。筆者は、特にリアサスペンションのストローク感に不足があり、スポーティテイストよりも乗り心地といった面で物足りなさがあったことを覚えている。

2025

VOL.345

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