

『Study with M.E.』第15講座は、正しいネクタイの“外し方”について。
忙しい一日が終わり、自宅に帰りプシュッと一息。ネクタイを緩める諸兄にちょっと待った!この外し方、知らぬ間にネクタイを傷めていませんか?実はネクタイは、締める時より緩める時の方がダメージを受けやすいのです。
とりわけ、ニットタイや流行りの裏地なしのネクタイなどは、小剣にダメージを受けて縫い糸が解けてしまう……なんてことも。以下、NGと正しい外し方を読んで、諸兄のコレクションと長く付き合う術を再確認してほしい。
ドレスな男の常識学【Study with M.E.#15】正しいネクタイの外し方とは。
以下、A~Dの中で間違っているネクタイ外し方を選びなさい。

【答え】
間違ったネクタイの外し方はこれ!

答えは、Aの「ノットを引っ張ってタイを緩める」です。
正しい外し方

正しい外し方は、「ノットを押さえつつ、静かに小剣を引く」です。
<解説>
タイは一生使うつもりで大事に扱いましょう
タイは首元で強く結びつけるものですから、着脱時に生地や縫製部にかなりの負担がかかっています。特に、結んだタイをほどく際には丁寧に扱わなければならないもの。力任せに引っ張って乱暴に外すと、すぐにくたびれてしまいます。最近主流になっている薄手のタイやニットタイは、雑に扱うと生地が伸びてしまう危険も。
基本的には結んだときと逆の手順で外していけばOKですが、タイを緩めるときにノットをグイっと引っ張るのはタブーです。しっかりと片手でノットを押さえ、静かに小剣を引いて緩めていきましょう。扱いさえ丁寧なら、タイは一生使うことができるもの。是非大切にしてあげてください。
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