大人の色気はミステリアスなもの
オーデマ ピゲのCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック

昨年、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲをスイスで初めて見たときの衝撃は忘れられない。一見、近年のオーデマ ピゲのイメージとは異なる部分もあり、当時、賛否両論沸き起こったからだ。だが、見れば見るほど、オーデマ ピゲのデザインコードが緻密に組み込こまれ、歴史あるメゾンのDNAを確かに受け継いでいるのが分かる。早くも大人気となったのも納得だ。
今年、バーガンディやパープルなど、装いのアクセントに最適な色を含む5色が新色として加わった。グラデがかった絶妙なスモーキーな色合いはブランドとしても初の試みだ。ムンムンと主張する色気よりも、どこかミステリアスで仄かに漂う色気はまさに大人向き。
ちなみにラッカー仕上げでこの独特の色味を出すには相当の技術力を要するとのこと。そこんところもっと詳しく教えて!と聞いたものの、「企業秘密です!」と煙に巻かれてしまった。

ダイヤルにはサンバースト模様のスモークラッカーカラーを採用。メイン写真のバーガンディダイヤルは18Kホワイトゴールドケース。スモークグレーとライトグレーダイヤルはベゼル、ラグ、ケースバックを18Kホワイトゴールド、ミドルケースは18Kピンクゴールドという、ブランド史上希少なバイカラー仕立てに。ブルーとパープルダイヤルは18Kピンクゴールドケース。いずれも自動巻き自社製ムーブメント、キャリバー4302搭載。径41mm。各280万円(オーデマ ピゲ ジャパン)
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オーデマ ピゲ ジャパン
TEL:03-6830-0000
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年9月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)