
ライター・ツルハラ 適度なスピン量の安定系ドライバーという感じ。キャリーがよく出るドライバーですね。
奥嶋プロ ロフト角10.5度であれば、ヘッドスピード40m/sでも球がよく上がります。いちばんの特徴は、球をつかまえやすいところですね。スイートエリアが広く、打点がズレたときでも飛んでくれるのも長所。打感がやわらかくて、2モデルともにフィーリングはグッドです!
ライター・ツルハラ 「RS ドライバー」と「RS プラス ドライバー」の2モデルを弾道計測しましたが、球筋と飛距離に大きな違いが出ませんでした。クラブ重量の違いによる振り抜きやすさの違いと、シャフト性能によるしなり感の違いだけかな。
奥嶋プロ 球のつかまり具合に関しては、「RS ドライバー」のほうがちょっと上だと思いますよ。装着されているシャフト「Diamana FOR PRGR」の特性だと思いますが、強制的にヘッドをターンさせてくれるようで、僕が打つとレフト方向の上段にパカーンとホームランを打てる感じでした(笑)
ライター・ツルハラ どちらのモデルも、打点が安定しないスライサーが使うと平均飛距離を伸ばせそうな性能です。クラブの重さを感じたほうが振りやすいゴルファーは「RS ドライバー」、ゆったりしたテンポで振り抜きたい人は「RS プラス ドライバー」が良さそうですね。
奥嶋プロ 僕はもうひとつのモデル「RS F ドライバー」に興味あります! 打ってみていいですか?
ライター・ツルハラ 「RS F ドライバー」は、ヘッドスピードが速い人向けに開発されているモデル。次回じっくりと試打して、今回の2モデルとの違いを検証しましょう!
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奥嶋誠昭/おくしま・ともあき
JGTOツアープレーヤー資格を持ち、プロコーチとしても活躍中。横浜市内にある「ノビテック・ゴルフスタジオ」でヘッドコーチを務め、3Dモーションキャプチャー計測器GEARSなどの最新機器を使ったレッスンをアマチュアにも展開中。2020年3月からYouTubeチャンネル『THE REAL SWING〜ゴルフスイングの作り方〜』をスタート!
THE REAL SWING〜ゴルフスイングの作り方〜
鶴原弘高/つるはら・ひろたか
雑誌やウェブで多くの記事を手掛けるゴルフ専業のライター。もちろん自身も大のゴルフ好きで、最新ギアも大好き。オフィシャルハンデは7。ゴルフギア情報を発信する会員制コミュニティサイト「3up CLUB」のキャスターも務めている。
https://3up.club
文/鶴原弘高