「オープンカー」はソフトトップこそが、粋でラグジュアリーなのだ

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BMW、ポルシェ、マツダは?

BMW Z4
BMWの2シーターオープンスポーツとなるZ4。3代目は旧型のリトラクタブルハードルーフから、初代と同じソフトトップへと原点回帰している。こちらは約10秒でソフトトップの開閉可能。
BMW 8シリーズ カブリオレ
フラッグシップクーペとなる8シリーズのオープンモデル、BMW 8シリーズ カブリオレ。6シリーズ カブリオレの後継として、国内では2109年に登場した。ソフトトップは約15秒で開閉できる。

BMWは、旧型では電動格納式ハードトップを採用していたZ4が新型ではソフトトップへと回帰した。4シーターモデルでは、2シリーズカブリオレはソフトトップ、4シリーズカブリオレはハードトップ、8シリーズカブリオレはソフトトップと混在している。

ポルシェ911タルガ
タルガバーと呼ばれる特徴的なBピラーとリアウインドウはそのままに、トップのみがオープンとなるポルシェ911タルガ。19秒でルーフの開閉が行える。
ポルシェ911カブリオレ
ポルシェ911カブリオレ。992型ではソフトトップの骨格にマグネシウム合金を採用、新しい油圧システムにより開閉時間を約12秒とした。

またオープンに2つのバリエーションをもち続けているのがポルシェ911だ。ソフトトップのカブリオレと、セミオープンともいうべきタルガを長年ラインアップし続けている。日本では911カブリオレが販売台数に占める割合は1割にも満たないが、欧米ではカブリオレとタルガで半数を超えるというから、ライフスタイルの違いが大きくあらわれている。ちなみに現行型マツダロードスターもソフトトップとハードトップの両方をラインアップしており、マツダのロードスターにかける意気込みのほどがうかがえる。

マツダ ロードスターRF
マツダ ロードスターをベースとしたファストバックスタイルのリトラクタブルハードトップモデルがロードスターRF。開閉の仕方にもこだわったというルーフは13秒で開閉可能となっている。

ラグジュアリーとは、高価で高級で豪華なものと捉えられがちだが、贅沢という意味もある。一見するとわからないけれども、洋服のテキスタイルや傘の骨組みにこだわるようにつくられた、オープンカーのソフトトップはとても粋でラグジュアリーなものなのだ。

文/藤野太一 編集/iconic

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