モデルによりハードトップとの使い分けも


特に英国車にはその傾向が強くみてとれる。現行モデルでもロールス・ロイスにはドーンというオープンモデルがあるが、縫い目のひとつやシングルピースでつくられたウィンドスクリーンフレームなど細部にまで徹底的にこだわっている。ベントレーコンチネンタルGTコンバーチブルでは、ファブリックのルーフカラーだけで7種類も用意されている。


メルセデス・ベンツやBMWは、オープンカーのモデル数も多いだけにソフトトップとハードトップの両方をラインアップする傾向にある。メルセデスでは元祖ハードトップともいえるSLKの後継、SLCと最上級のSLの2シーターモデルにバリオルーフという電動格納式ハードトップを採用している。一方でC、E、Sクラスのクーペをベースとした4シーターモデルにはソフトトップをと使い分けている。