長く愛される名画の登場人物にリアリティと深みを持たせるアイコニックなアイテムやコーディネート。それらは時にストーリー以上に鮮やかに記憶に刻まれる。クラシックな要素を取り入れることが洒脱とされる今、印象的な紳士を目指すならここから学ぶことは多い。
【#おうち時間充実計画】/映画とファッション #21
名画の“象徴”から学ぶ洒脱の演出
『パルプフィクション』

『パルプフィクション』
言わずと知れたクェンティン・タランティーノ監督の大ヒット作。スリリングなストーリー展開の中で思わず笑ってしまうのが、殺し屋のちょっと間抜けなロゴT姿。だが、あのヌケ感こそ、大人の愛嬌を演出するのに最適じゃないか!?
爽やかな若々しさや学生特有の純粋さを体現するカレッジロゴアイテム。それをワルな大人が纏うことで、男に宿る可愛げを引き出した『パルプフィクション』のひとコマ。
劇場では思いっきり笑ったけど、大人のチャーミングを装うには、実は結構使える手。もちろん劇中のような短パン合わせでは間抜けな大人になってしまうので、あくまでもスパイスとして大人っぽい装いに挿すのが成功の鍵。
ナイロン素材のネイビーセットアップのインナーに挟み、足元を黒のローテクスニーカーで仕上げれば、スポーティ感とシックさのサジ加減も絶妙だ。
【College Logo Tops】
UCLA / ユーシーエルエー


大人が着るカレッジロゴはヌケ感の演出が目的ゆえ、そのロゴもよりアイコニックなほうが効果的に着られる。UCLA創立100周年を記念して実現した、シップスとのコラボスウェットは、ヴィンテージ感ある風合いも魅力だ。
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[MEN’S EX 2020年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)