プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
HONMA GOLF T//WORLD TR20 V IRON/ TR20 P IRON(本間ゴルフ ツアーワールド TR20 V アイアン/ TR20 P アイアン)【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.91】
絶妙なバランス感覚で作られている
現代的なアスリート向けのアイアン

ライター・ツルハラ 今回試打するのは、本間ゴルフの最新アイアンです。奥嶋プロにTR20シリーズで展開されている「TR20 V」と「TR20 P」の2モデルを比較試打してもらいますよ。
奥嶋プロ バックフェースには、本間ゴルフのロゴマークであるモグラが付いていますね。

ライター・ツルハラ 最初に報道発表で写真を見たときには、「ここにモグラのマークを入れるのって、デザイン的にどうなのよ」って思いましたが、実物を手にしてみると悪くないですね。安っぽいバッジじゃないから質感が高いし、ワンポイントとして効いています。
奥嶋プロ 構えてみると、どちらのアイアンもすっきり顔のアスリート系です。ヘッドサイズは大きすぎず、小さすぎずでちょうどいい。ヘッド形状はよく似ていて、「TR20 V」よりも「TR20 P」のほうが少しだけトップブレードが厚めかな、という程度です。ただし、同じ7番アイアンでも「TR20 P」はロフトが立っているのが見た目でも分かります。ロフト角は何度の設定なんでしょう?

ライター・ツルハラ 「TR20 V アイアン」は7番アイアンのロフト角が32度、「TR20 P アイアン」は30度の設定になっています。「TR20 V アイアン」は、ヘッド素材がS20Cの軟鉄鍛造。「TR20 P アイアン」はS35Cの鋳造ボディに加えて、LS300という反発のいい素材がL字型フェースとして採用されています。外見からは分かりませんが、「TR20 P アイアン」のトゥ側にはタングステンも入っているんですよ。
奥嶋プロ 今回の試打クラブは、どちらも本間ゴルフの標準カーボンシャフトですね。

ライター・ツルハラ 「TR20 V アイアン」には約100グラムの重量級カーボン「VIZARD IB WF」、「TR20 P アイアン」には約60グラムの軽量カーボン「VIZARD TR20 65」が装着されています。
奥嶋プロ では、ドライバーのヘッドスピード43m/sぐらいの想定で打ってみますね。おりゃ!