温泉を満喫するホテル「コートヤード・バイ・マリオット」

さて、今回の最大の目的地であるホテル「コートヤード・バイ・マリオット 白馬」へとチェックイン。山小屋風の低層階の建物は横に広く、落ち着いた雰囲気だ。全72室とコンパクトなホテルで、まるで別荘に来たようにゆったりと過ごせる。

リニューアル時に新設された一部の客室には疲れを癒すのにうってつけな温泉がある。また大浴場には露天風呂のほか、レストラン、フィットネスセンターなどもあり、リゾートの拠点としてふさわしい。

満点の星空はお預け……気を取り直して露天風呂へ


夜は、本来ならば標高1400mの「白馬八方尾根」で星空を眺める予定だった。しかし、折からの曇天でそれも叶わず。ならば、と(本当に偶然だが)ホテルの向かい側で開催されていた大西浩次氏による「信州星景写真展-森から試作する宇宙-」を見学。会期は8月1日~10月27日までと、この記事の掲載の頃は終わってしまっているが、生の星空の代わりに白馬のダイナミックで幻想的な星空を写真でじっくりと鑑賞することができ、ラッキー。

実際の星空を見るのもきっと感動するだろうが、ここでの展示を見ることができたのはかなり貴重な体験。撮影者でもあり、日本の天文学界で活躍されている大西先生から直接、お話をうかがうことまでできたのだから。
さて、気を取り直して、温泉へ。ここの温泉は姫川より運ばれているナトリウム-塩化物泉。疲労回復や慢性皮膚病などに効能があるという。さらりとした素直な泉質。それが部屋にもついているとなれば、ありがたい。朝に夕に気が向いたときにザバッと入れる。トレッキングやスキーで疲れた身体にも染み渡るだろう。

もちろん、大浴場と露天風呂も完備。冬には雪見風呂、夜、晴れていれば満点の星を眺めることもできる。まあ、ボクは相変わらず天気運がないので曇り空だったが……。それでも気持ちよく入浴できた。