心身は緩めても品は保つ。その心構えが大切
リラックスして愉しみたいブランデーだが、品格あるバーで味わうならこちらもそれ相応の節度を保ちたい。
もちろん、「オーセンティックなバーにはどんな服で行くのが正解?」で紹介したようなタイドアップスタイルもよいが、より寛いだ装いにするなら上質なニットジャケットが重宝する。前かがみになって肘をついてもノンストレスで、ほろ酔いの心地よさに浸れるはずだ。ここではバーの雰囲気に合わせて柔らかな色みを選んだが、シックなダークトーン基調でもOK。
Point 1
カーディガンのようなワッフル編みジャケット

ふんわりと膨らみ感のある、上質なワッフル編みジャケットを柱に。カーディガンのような着心地で柔らかに体を包みこんでくれるため、お酒が進んでも窮屈感なし。前ボタンを開けてサラリと着たい。
Point 2
カットソーも“首つき”で上品に
ニットジャケットの着心地を損なわないよう、インナーもカットソーをチョイス。普通の丸首では少々カジュアルすぎかなと感じたら、このようなハイネックがおすすめだ。首の締め付け感がないのも◎。
[BAR]
BAR LEGACY
銀座と渋谷の名店で計18年修業を積んだ吉川厚史さんがオーナーバーテンダーを務める「バー レガシー」。あくまでもお客が主体になって寛げるよう、主張を控えて基本を大切にするバー作りが魅力だ。“肘をついたとき、人は心をひらく”という考えのもと、高さや形にこだわったカウンターは、木目の美しいブビンガ材。シックだが重厚すぎず、モダンさも感じる空間は、オーセンティックバー初心者も安心して過ごせるはずだ。
住所:東京都渋谷区渋谷3-22-11 サンクスプライムビルB1-B
電話:03-6427-2122
営業:18時〜26時(日曜〜24時)
定休日:月曜・祝日
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年1・2月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)