子どもの頃はどんな性格でしたか?
「背も高くてガキ大将でした。住んでいたのが田舎だったもので、外で遊ぶ方が好きな性格。幼稚園の頃、自転車に乗って、すぐにどこかへいなくなってしまったり、庭で自転車レースをしたりしていましたね。小学3年生から21歳までサッカーをしていたほど、サッカー好きでもあります。中学時代に県大会で埼玉のベスト8にも残り、高校も部活でサッカーを続けていました」

ファッションの芽生えはいつですか?
「幼少期からサッカーをしていたので、早くからジャージーに興味はありました。ブランドで言えばナイキ、アディダスなどです。実家は婦人靴メーカー。OEMで海外のブランドの靴を作っていたこともあり、ファッションが身近な存在でした。家の隣に工場があって、家族経営です。母が僕を背中におんぶしながら靴を磨いていたのを覚えています」
「学生時代、幼馴染が古着屋を経営していたこともあって、アメリカのミリタリーものなど、古着は好きでした。ほかにも、日本や海外のデザイナーズブランドに興味を持って、雑誌を読んでいました」
イタリアへ行かれるまでの経験を教えてください
「高校卒業後、エスペランザ靴学院に通ってから埼玉県内の小さなメンズシューズの工場で2年半、働きました。現場作業をしながら、パターンの技術も勉強しています。小さい頃から、父親に『自分の道を探しなさい。(家業を継ぐ)兄とは一緒に働かせない』と言われていました。それもあって婦人靴ではなく紳士靴の道に進んだわけです。そこから都内の百貨店で少し働いて、販売なんかも担当しましたよ。そして2002年、イタリアに留学しました」。
ザ ソブリンハウスのリヴェラーノ&リヴェラーノ コーナーをご紹介(写真6枚)
丸の内のザ ソブリンハウス内にはリヴェラーノ&リヴェラーノ コーナーが設けられている。年に3回のビスポークオーダー会が行われるほか、既製品の品揃えも豊富で多くのファンが足を運ぶ。