クルーズの多彩なシーンは、
装いにこだわることでよりプレミアム感を増す

クルーズでは夕刻以降のディナータイムにはドレスコードがあるのが基本で、「フォーマル」「インフォーマル」「カジュアル」のうち、その日指定されたコードに則って装う必要がある。これは服好きにとってはかえって好ましい状況だろう。写真はカジュアルの日のディナー風景。

食事前のひととき、デッキで心地よい潮風にあたりながら洒落たカクテルで喉を潤す。こんなシーンでは、寛いでいながらも一定のドレス感を保てる装いがいい。写真のように青と白で統一すればマリンな雰囲気も高まり、より洋上での装いに相応しい。

燦々と降り注ぐ陽光の下、飲み放題のシャンパン片手にプールサイドへ。海外のリッチ層も乗船するクルーズでは、砕けすぎないほうがいい。Tシャツ一枚のスタイルは避け、襟付きシャツを着用して上手にリラックス感を演出したい。

シルバー・ミューズにはシガーバー「カノッサズコーナー」も用意されている。いつものシガーも、洋上でコニャックとともに味わえば格別だろう。もちろん大人の社交場ゆえ、夕刻以降のドレスコードが“カジュアル”でもジャケット着用が望ましい。
客船の大型化が進んでいた1990年代初頭、パーソナルなサービスを重視した小型船を就航させ、”ラグジュアリークラスクルーズ”というジャンルを開拓したモナコにあるシルバーシー・クルーズ社。シルバー・ミューズは同社が2017年4月に就航させた4万700トン(全長約213m)の新造客船であり、’19年より日本発着クルーズを催行。
Data
シルバー・ミューズ
総トン数:4万700t 全長:212.8m 全幅:27m 乗客定員:596名 乗組員数:411名 客室数:280室 就航:2017年4月 (シルバーシー・クルーズ 日本支社)