
暮らすように旅をする、クルーズの優雅とは
クルーズの旅と言えばかつては時間的な余裕のあるリタイアした富裕層のものというイメージがあった。しかし最近は外国客船による日本発着の近海航路が劇的に増え、クルーズは急速に身近なものとなっている。
こうした船旅の魅力は、港から港へ移動する洋上の時間そのものが寛ぎと豊かさを感じさせてくれることだろう。景色はもちろん、食とエンタメ、そしてその日のドレスコードに則ったお洒落を愉しみつつ、気がつけば目的の寄港地へ。まさに高級リゾートで暮らしながら周遊旅行を愉しんでいるようなもので、旅に割いた全ての時間を無駄にしたくない人にとって最高の形態と言える。
中でも豪華客船の真髄を味わいたいなら”ラグジュアリークラスクルーズ”と呼ばれる小型〜中型客船の旅がいい。多くが全室スイート仕様となるほか、乗員乗客比率が1対1に近いため、より質の高いサービスを享受できるからだ。
今回はそんなラグジュアリー船の代表格にして最高峰と言える「シルバー・ミューズ」に乗船し、クルーズの優雅を改めて検証。最高の非日常がここにある!