ビームス芹沢さんが「TPO別・夏の海外出張スタイル」を解説!
紺ブレ×チノパンのトラッドスタイルを自分流カジュアルにドレスダウン
「ピッティの4日目は、午前は会場で商談をする予定があったのでジャケットを着用。紺ブレにチノパンという王道の合わせですが、あえてオックスBDでなくTシャツを合わせたり、また足元もローファーでなくデッキシューズにしたりと少しカジュアルダウンを。自分なりの個性をプラスしたスタイルです。プリーツ入りのワイドめのチノパンは、長時間クルマに座っての移動時にも快適ですし、紺ブレは1着持っておくと、夜、レストランに行くときもそのまま着られるので便利。中がTシャツでもそれなりにきちんと見せることができます」
リネンのチェックBDシャツは、暑い夏日のスーツスタイルにも◎
「マドラスチェックのシャツは、今年、自分の中でブーム。リネン素材なら、暑い夏のスーツスタイルにも涼しくて◎。この日は商談があったので、紺×白ベースのマドラスチェックに、同じく紺・白ベースのストライプタイを。パターン・オン・パターンの2柄合わせは、色をマッチングさせるとうまく馴染みます。合わせるスーツは明るめネイビーで、少し軽さを出しました。」
マドラスチェックのシャツは単体だと派手な印象にも見えるが、タイドアップしてネイビートーンでまとめると、かっちりした印象に見せることもできる。
シャツの色とパンツを変えるだけで、リゾートエレガンスな雰囲気に
「昼は、離島にランチに行くというので、赤系のマドラスチェックシャツを着てみました。かっちりしたレストランかと思ったので紺ブレを持参、足元はカジュアルにグルカショーツとデッキシューズでハズしました。マドラスチェックのシャツは、ジャケットを脱いで袖まくりすると、こなれたカジュアル感を演出できます」
南国の陽射しに映える赤ベースのマドラスチェック。長袖シャツなら半袖シャツよりエレガントだし、暑くなったら袖をくしゃっとまくればこなれた雰囲気も出せる。
ノージャケットの場合も、夜の雰囲気に合わせてネイビートーンでシックに
「夜の食事に出かけるときは、ネイビートーンで引き締まった印象に。といっても、リゾート地の街中に馴染むよう、開襟シャツやシアサッカーの太めパンツと、全体的な素材感や雰囲気を軽めに。ちょっと変わった形のエスパドリーユもポイントです」