
そうだ! この夏はひとつ仰々しいまでの荷物をクルマに積んでキャンプに出かけよう。
物置きの奥に眠ったままの綿100%のフランス・マルシャル社のテント(重量はあるけど防水機能は完璧)やコールマンのランタンを引っぱり出して……。そうそう焚き火台と薪も用意しないと。それに麻のクロスを敷いたテーブルの上には花台とカトラリー。食後に焚き火を囲んで友だちと語り合う傍らには上等なコニャックやシングルモルトウイスキー。それにチョコレートと葉巻と……?
やってることは夜の盛り場と一緒なんだけど、満点の星空の下、澄んだ空気の中で味わう葉巻やお酒はまた格別だろうな。その際はもちろん愛と哀しみの果てじゃないけど、アウトドアドレスアップでテンションを上げたい。
結局さ、おしゃれって個別のアイテムやブランドうんぬんより、それを着て何をするかなんだよな。
今月のシネマ
『愛と哀しみの果て』(1985)
[MEN’S EX 2019年4月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)