

ライター・ツルハラ ナイスショットですね?。ターゲットから左右にほとんどズレていません。
奥嶋プロ しかし、飛ばないなぁ(笑)。僕が全力で振ってキャリーで155ヤード。ヘッドスピードを落とすとキャリーで128ヤードですもん。アイアンはグリーンを狙うクラブだから飛距離は必要ないのだけど、現代的な飛ばせるアイアンに慣れていると「P・7TW」は本当に飛ばないと感じます。このアイアンを打って、女子プロゴルファーの気持ちが分かりました。
ライター・ツルハラ 7番アイアンのロフト角が35度の設定ですから、ロフトなりの飛距離という感じでしょう。でも、タイガーが実使用しているアイアンはさらにロフトが寝た設定になっていて、7番で35度、PWは49度だそうです。タイガーはアイアンで飛びすぎたり、低スピンになりすぎることを嫌い、昔から慣れ親しんできた番手で、これまでどおりの弾道と飛距離が得られるものを求めるそうです。それを可能にするために特別に製作されたのが、このアイアンなんですよね。
奥嶋プロ こだわって作られていることが、ヘッドの随所に感じられます。とにかくフィーリングがいい。単純に打感がいいとか、それだけではなくて、ボールを打ったときに手に伝わってくるフィードバックが正確。そのおかげで。球筋の打ち分けをしやすく感じます。ところで、このソールの細かいギザギザは何なんでしょうか?
ライター・ツルハラ おっと、説明するのを忘れていました。「P・7TW」のソールは、コンピュータ制御によるCNCミルドで形成されていて、ソール面のギザギザはミルド痕です。これによって職人が手作業で削ったマスターモデルと寸分違わないソール形状に仕上げられているそうです。