黒部 鞄で言えば、エルメスの「サック・ア・デペッシュ」は外せませんよね。
池田 確かに!革がどの方向に伸縮するかまでを職人が完璧に計算して仕立てているから、開閉を繰り返しても革にガタがこない。馬具作りをルーツとするエルメスならではで、何十年と使えますから。
黒部 何十年使っても廃れないという、技術力はさすが。これから先もまた何年と続けてこのクオリティを手にしていられる、と思わせてくれる逸品です。
鏡 私はエラスティックシューズにも注目しています。シューレース部がなく、サイドエラスティックになっているため、抜群に脱ぎ履きがしやすい靴です。ビスポーク由来という正統性があり、日本のお座敷文化にも馴染むのではないかと思います。
HERMES
エルメスのサック・ア・デペッシュ

仕事鞄における永久不変のマスターピース
フラップのカーブひとつにまでエルメスの究極的クオリティとエレガンスが宿る仕事鞄の超傑作。
EDWARD GREEN
エドワード グリーンの「チェルシー」(左)、「ギブワース」(右)

英国靴のトップが誇る新旧王道モデル
同ブランドの定番と言えばチェルシー(左)だが、同様のドレッシーさがありつつ、エラスティックでより履きやすく快適性も備えるギブワース(右)や、フェイクのシューレースデザインのレイジーマンも注目のモデル。