After1【柄ジャケットを清潔感ある白シャツで上品にまとめる】

森岡 今回はネイビーの色使いながら、細かい千鳥格子柄のジャケットと、ほんのりブラウンがかったグレースラックスがベース。
土手 とても新鮮です。一見派手に見えましたが、着ると馴染むものですね。
森岡 ネイビーの柄なので取り入れやすいはず。ですがまずは土手さん、ここで意識していただきたいポイントが。フィッティングです。スマートな細身体型でいらっしゃいますが、オンスタイルにそのまま細身のフィットを選ぶと若作りに見える可能性が。服装がカジュアルになる時期だからこそ、上司としての風格の表現が重要です。同じサイズでもタイトフィットではなく、シャープに見えつつ程よくゆとりがあるシルエットのほうが、堂々として落ち着いた重厚感が生まれます。このジャケットのアームもいつもより少し太く感じませんか?でもこれがちょうどいい。ボトムスも、今日のシルエットをぜひ覚えておいてください。
土手 なるほど、そういう意識が立場によって重要なんですね。
森岡 むしろ一番重要です。この意識があれば、たとえカジュアルな服装をしても立場に相応しい貫禄が伴います。
土手 覚えておきます。この柄のジャケット、意外と着やすいですね。
森岡 お似合いです。まずは馴染みのある白シャツで。清潔感がありつつ、ジャケットの柄が効いて明るい印象に。仕事からオフタイムにまで使えるジャケパンコーデ。白シャツは軽快さを出すのに、ボタンダウンを採用しました。