アーモリーが考える、2019年夏のイチオシはコレ!

休日に最適な「シティーハンター ジャケット」
「このルックのキーアイテムは、私がデザインして『シティハンター』と名付けたジャケット。正確に言うとこちらは『シティハンター2』というモデルで、初代のデザイン違いになります。スペインの伝統的なハンティングジャケットをモチーフとして、それをタウンユース向けにデザインしたものですね。フラップ付きの胸ポケットはやや細長い形にしてスマートフォンを収納できるようにしたり、右側の身頃ポケットに重なるようにしてチケットポケットを付けたりと、機能性も考慮して制作しました。素材は日本製のウールジャージーで、春から初夏、秋口まで着られる快適さが魅力。着心地もリラックスしているので、休日に最適ですよ。今回はこれにカルーゾのニットポロ、ドレイクスのシルクストール、尾作隼人さんの既製トラウザーズを合わせました」(マークさん)

夏のエレガンスはシルクジャケットで
「ここ1〜2年、シルクジャケットが気になっていて、いろいろといい生地を探していたのですが、今季リリースしたこちらは大変満足のいく出来になりました。生地はエルメネジルド ゼニアのイタリア製シルク100%で、表面に節が浮いた質感が特徴的です。シルクのジャケットは独特の色気があっていいですね。冬にカシミアのジャケットやコートを身につけるとエレガントなように、夏にはシルクがよく映えます。ちなみにこちらはリングヂャケット製のアーモリー・オリジナルで、「モデル3」という型番。肩パッドと背裏を省いた非常に軽快な仕立てですが、やや肩幅と袖山の位置を広げ、クラシックな佇まいにしています。シャツもアーモリーのオリジナル、タイはドレイクス、ラペルピンはフィレンツェのペンコ、トラウザーズはアンブロージのサマーウールです」(マークさん)

「ナポリのオラッツィオ ルチアーノはトランクショー時にオーダーできるメイド トゥ メジャーに加えて既製品も取り扱っています。あまり数は多くないのですが、それだけに思い切った生地もチョイスしていますね。こちらは濃いプラム色のホップサック素材によるジャケットです。シャツやナポリ製のアーモリー・オリジナル、タイはリヴェラーノ&リヴェラーノ、トラウザーズはアンブロージの既製です。それから、さりげないポイントはポケットチーフ。実はこれ、メガネ拭きとしても使えるんです。生地は日本の東レ製で、本来はメガネ拭き用の小さいサイズで展開されていたものをチーフサイズにアレンジしました。写真では見えないですが、アーティストのデヴィッド・ムルガラが手がけたグラフィックをプリントしています」(マークさん)
アーモリーの店内を隅々までチェック!
THE ARMOURY PEDDER
住所:307 Pedder Building,12 Pedder Street,Central Hong Kong
TEL:+852 2804 6991
営業時間:11時〜20時
日曜休
※掲載商品のお問い合わせ先は、アーモリー オンラインストア
https://thearmoury.com
撮影/Aiden Anderson コーディネート/齊藤英美 文/小曽根広光