待望のディーゼルを追加したプレミアム7人乗りSUV

ボルボのフラッグシップSUV、XC90にクリーンディーゼルエンジン搭載モデル「D5」が追加された。
XC90は、2016年より日本に導入されている3列シート7人乗り仕様のSUVだ。新世代プラットフォーム「SPA」の第1弾として、これまでは2リッター4気筒ターボの「T5」、2リッター4気筒ターボ&スーパーチャージャーの「T6」、プラグインハイブリッドの「T8」と、ガソリンモデルのみがラインアップされていた。

従来のボルボモデルよりもアッパークラスにあたり、競合はメルセデスのGLEやBMW X5/X6やアウディQ7などになる。ボルボにとっては挑戦的な価格帯(789万円?1084万円)の商品でありながら、現在の国内販売は年間約1000台で推移しており、ジャーマンブランドにも劣らぬ人気を誇っている。
XC60やXC40といったSUVシリーズが好調なセールスを記録しているボルボが、XC90へのテコ入れとして投入したのが、ディーゼルエンジン搭載車というわけだ。ディーゼルエンジンは同排気量のガソリンエンジンよりも燃費良く、大トルクを発生することができ、大きくて重いクルマほどそのメリットを享受することができる。先のメルセデスやBMWはもちろん、ジャガーやランドローバーだって積極的に日本へディーゼルモデルを導入し、実際にそれらがトップセラーになっている。