船内スパのクオリティの高さに驚き!

スパでは一番のオススメという「バリニーズマッサージ」をチョイス。昨日のエミリーではなく、小柄な女性セラピストでしたが、ものすごくパワフル。手が肉厚で施術者として完璧。細い指だとツボを押されると鋭角的な痛みが先に立って気持ちよくないのです。その点、彼女は素晴らしいセラピスト。今まで世界各国でいろいろなスパを試してきましたが、使い捨てショーツがほぼ紐パンなのは2回目。心許ないけれど、仕方ない。マッサージを受けるときに最も重要なのはセラピストに身も心も任せること。精神的な信頼がないと、どんなに技術がある人にやってもらっても心底リラックスはできないものなのです。

50分のコースで、まずは心臓から遠い左足から。オイルをたっぷりとつけてグイグイと押され、流されます。かなりの圧。久しぶりのパワーマッサージ。下半身が終わり、背中から肩、首へと移っていきます。肩甲骨のこわばりがひどく、ゴリゴリと音が。パワーマッサージは実感が伴うので人気なのはわかるけれど、痛気持ちいいを通り越すと強すぎる刺激で揉み返しを起こす可能性が高い。最後に「背中のコリがヒドイので、延長しませんか?」と問われましたが、明日の上海上陸を考えてやめておきました。施術後に一瞬、「カクテルでも」と思ったけれど、疲れたのでとりあえずキャビンに戻ることにします。



今回の旅で知り合った人たちと夕食をとり、デッキでモヒートを飲んだりして最後の夜を満喫。下船は前日の夜に荷物につけるタグが4枚配られ、それをつけてドアの外に出しておくと運んでくれます。タグの色で降りる順番が決まるとのことで、もちろんプライオリティの順。この辺りは飛行機と同じですね。早く降りられれば、入国審査や両替などで並ぶ時間も少なくなって次の移動もスムーズ。
後編につづく
お問い合わせ先
ラグジュアリーカード
http://www.luxurycard.co.jp/
取材・文/藤村 岳
関連記事:
2度目の札幌で大当たりのホテル、お約束のはしご酒【札幌・小樽 男のひとり旅】
福岡・博多でリピート必至の宿を発見!300円で乗れる新幹線で絶品てんぷら店へ【男のひとり旅】