
そして、”安全装備にオプションなし”を標榜するボルボだけに、16種類もの先進安全運転支援機能を標準装備。いわゆる自動ブレーキであるCity Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキシステム)は、歩行者のみならず、サイクリストや大型動物も検知可能なまでに進化。さらには、「対向車対応機能」「オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)」、「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」が搭載され、交差点での右折時や、反対車線からの侵入などに対する対向車検知機能も向上している。

V60は一般的な立体駐車場(全幅1850mm以下)の大きさに合わせてデザインされた、かつて大ヒットした850やV70のあとを継ぐ日本の道にもジャストサイズステーションワゴンだ。街乗りがメインで、燃費重視の2WDのほうが良いのであればこちらがベターな選択だろう。一方こちらのV60CCはフェンダーエクステンションなどの装着によって全幅が拡大し、立体駐車場のサイズからはハミ出てしまったけれど、個性的なスタイルや4WD、V90CC譲りの乗り心地を得て、それでV60にプラス50万円という魅力的な価格設定になっている。もし駐車場事情が許すのならば、ボクなら迷わずV60CCを選ぶ。

文/藤野太一 撮影/柳田由人 編集/iconic
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