美食を愛する女性グルメエディターの言いたい放談
和、洋、中、あらゆるジャンルを食すことができる東京。星の数ほどあるレストランの中から、スーツやジャケットを着た男性が似合うイチオシ店を日々、美味を追い求めるプロフェッショナルのお三方に教えていただいた。

(右)甘利美緒さん
出版社勤務を経てライフスタイル記事を手掛ける書き手に。MEN’S EXでは飲食店やホテル取材を担当。三ツ星店からせんべろまでカバー。
(中)外川ゆいさん
雑誌やWEB媒体への食にまつわる執筆のほか、海外向け予約サイト「TABLEALL」にて全国の名店を取材。日本酒をこよなく愛する。
(左)小松めぐみさん
フードライター歴19年、専門誌やライフスタイルマガジンに執筆。和洋の甘味からお酒まで守備範囲は広く、茶道や書道も嗜む。
店内の雰囲気とサービスが鍵。スーツで行きたいお店とは?
甘利さん お二方にとって男性にスーツやジャケットを着て訪れてほしいのは、どんなお店でしょうか。私は格式ある大人の空間であることが重要だと思います。
小松さん そうですね。例えば東京會舘は落ち着いた大人が集う空間ですから、スーツが似合います。その中にあるフレンチレストランの「プルニエ」はスタッフの方のサービスが行き届いているので、なおのこときちんとしたコーディネートで行きたくなりますね。
甘利さん 東京會舘のメインバーもクラシックな装いにはぴったり。
外川さん クラシックで美術館のようなお店なら、スーツやジャケットもよく映えますね。
甘利さん お客様によってもお店の雰囲気は変わりますよね。そのお店にあった装いも大事かと。
外川さん そうですね、ブルーを基調としている内装の「ファロ」だったら、その空間に馴染むようなコーディネートを意識できると素敵だと思います。
甘利さん イタリアンの「サバティーニ」なら、イタリアらしい華やかな装いで訪れるのも粋です。
小松さん あとは重厚感であったり、華のある店内に負けないような品格が大切ですね。ベテランのスタッフは良いスーツ、良い靴がわかるそう。きちんとした装いで行けば、結果、自分たちが心地よく過ごせるのではと思います。