

ということで、高校以来のドキドキを抱えた複雑な面持ちで向かったのが大手町。林立するビル群の中に麻の葉の外装が特徴的な星のや東京に着きました。エントランスを入ると開けた空間。左側には美しい設えの下駄箱が並びます。ここで靴を脱ぎ、館内は基本的に裸足で移動します。ここがホテルではなく、旅館なのだと実感します。

チェックイン後、PCやスマホなどデジタル機器を桐の箱に入れ、預けます。取材があるのでスマホは手元に残しましたが本当は滞在中すべてを忘れ、デジタル機器から遮断された空間に身を置きたかった。電話はもちろん、メールも見られない、テレビなどのように強制的に情報が入ってくるそんな要素がなにもない空間というのはとても貴重。