GIORGIO ARMANI / ジョルジオ アルマーニ

’80年代を思わせつつ、”今”の気分を体現した一着
ソフトスーツの提唱者であるアルマーニの真骨頂と言える4Bダブル。ウエストの絞りは緩く、ゴージやボタン位置をかなり下げて視覚的にも脱構築感を演出している。クリースなしのワイドパンツが生む有機的なドレープも優雅だ。
帝王(アルマーニ)のソフトスーツから寛いだ男の優美を知る
スーツは体に美しくフィットしていなければならない。これはいうまでもなく真理だが、”美しいフィット”の正解はひとつではない。ジョルジオ アルマーニのソフトスーツは、そのことを教えてくれる偉大な傑作だ。
ローブのように柔らかく、身頃にゆったりとスペースを持たせたジャケット。パンツは極太のストレートシルエットで、裾も大きく深いクッションを入れて穿くスタイルだ。
クラシックスーツとは真逆の美意識だが、決してルーズではなく、”品格ある余裕”に満ちている。これもまた、針の穴を通すように研ぎ澄まされたジャストフィットの形なのだ。 今まで未体験の方こそ、一度着てみてほしい。”かっこいいスーツ”の新境地に開眼するはずだ。
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)