
ライター・ツルハラ このアイアンは、飛ぶし曲がらないですね?。何度打っても同じ球が出ます。安定感がスゴイ!
奥嶋プロ 方向性だけではなく、スピン量も4500回転前後で安定します。だから距離感も合わせやすいんですよね。とても使いやすいアイアンです。
ライター・ツルハラ テクノロジー的には、フェースの反発を向上する「コア・アイ テクノロジー」が採用されていて、前作よりもフェースのたわみが12%増えているそうです。上下左右の慣性モーメントも14%大きくなって、よりヘッドがブレづらくなっているとか。

奥嶋プロ 要するに、前作よりもまっすぐ飛ばしやすくなっているんですね(笑)
ライター・ツルハラ ええ、そのとおりです。もっとロフトが立っていて飛ばせるモデルや、曲げずに飛ばしやすいモデルは他にありますが、この「G410 アイアン」はとにかく全体のバランスがいい。ストレスなく打てるし、コースでも使いやすそうです。
奥嶋プロ 僕は以前、ピンのブレード型の中空モデル「i500 アイアン」を使っていましたが、飛距離に関していうと「i500 アイアン」のほうが上です。けれど、ツルハラさんが言うように「G410 アイアン」のほうが実戦的な性能で好印象。「G410 アイアン」はワイドソールなんですが、トレーディングエッジ(ソール後方部分)を削ってあるので、ヘッドを上から打ち込んでも地面に突っかかりません。うまく作ってありますよ。

ライター・ツルハラ 初心者や100切りを目指す人から、アイアンショットをやさしく打ちたいシングルハンデのゴルファーまでに対応しそうな性能です。とても完成度が高いので、次作でピンはどうするのか、それが今から心配になっちゃうぐらいですよ(笑)
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奥嶋誠昭/おくしま・ともあき
JGTOツアープレーヤー資格を持ち、プロコーチとしても活躍中。横浜市都筑区にあるヒルトップ横浜クラブ内の「ノビテック・ゴルフスタジオ」でヘッドコーチを務め、弾道計測器フライトスコープ、3DモーションキャプチャーGEARSなどの最新機器を使ったレッスンをアマチュアにも展開中。
http://www.nobby-tech.co.jp/swinggear/
鶴原弘高/つるはら・ひろたか
雑誌やウェブで多くの記事を手掛けるゴルフ専業のライター。もちろん自身も大のゴルフ好きで、最新ギアも大好き。オフィシャルハンデは7。ゴルフギア情報を発信する会員制サイト「3up CLUB」のキャスターも務めている。
https://3up.club
文/鶴原弘高