【ファッション履歴書】トレメッツォ代表 小林 裕さんの場合

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ブランドへの愛情が成功の要因

小林さんが海外でPT01を取り扱うショップを視察した際、高い確率で一緒に並んでいたのがタリアトーレ。ずっと気になっていたところ、出会って2年ほど経った頃に日本展開を望むタリアトーレから声がかかり、契約に至った。

独特のシャープなカッティングや素材使いなどに、最初から直感で魅力を感じたそうだ。 大好きだから手掛けたのであって、売れるだろうと見越して取り組みたいと考えたわけではなかったという小林さん。これこそが小林さんの必勝法といえるのではないだろうか。

小林さんをファッションチェック! ジャケット/タリアトーレ、ニット/フェデーリ、パンツ/PT01、シューズ/ジョンロブ、ウォッチ/パテック フィリップ、サングラス/オリバーピープルズ
小林さんをファッションチェック! ジャケット/タリアトーレ、ニット/フェデーリ、パンツ/PT01、シューズ/ジョンロブ、ウォッチ/パテック フィリップ、サングラス/オリバーピープルズ。

「PT01では、広告活動を丁寧に行いました。レイアウト(広告デザイン)は自分で手掛け、雑誌の性格や、広告が掲載される号の特集に応じて、毎回広告を変えていました。それだけに広告が誌面で目立ったのだと思います」。

このコメントから、ブランドが成功を収めたのは、製品のよさを見抜く審美眼だけではなかったことがうかがえる。自分の大好きなブランドを紹介するにあたり、どうすれば読者に魅力が伝わるか? 丁寧に愛情を注いだからこそ、PT01も多くの人の共感を得られたのであろう。

会社設立以来、14年間、ビジネスはずっと右肩上がり。「自分が大好きだと思えて、過去に日本で誰も手掛けていないブランドしか、取り組みません」。まさしく、”好きこそ物の上手なれ”をビジネスで実践する小林さん。次はどんなブランドで、我々を魅了するのか、気にならずにはいられない。

自動車愛好家必見のイベントが開催される

トレメッツォが協賛する「オートモビル カウンシル2019」が4月5日から4月7日の期間、開催される。このイベントは千葉県の幕張で往年の名車と最新モデルを集めた自動車のイベント。
国内外の自動車メーカー、ヘリテージカー販売店、オーナーズクラブ、お宝満載のマルシェが一堂に会する。今年はファッション、インテリア、グルメなど、大人の趣味を満喫できる空間が用意されるので、ぜひ足を運んでみてほしい。
会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)ホール2・3
日時:4月5日(金) 特別内覧日 9:00〜17:00(プレス関係者・限定2000名の一般)、4月6日(土)〜7日(日) 一般公開日 9:00〜17:00
料金・詳細はHP にて



撮影/久保田彩子 取材・文/川田剛史

20年以上愛用のマリタリアーティのバッグ。驚きの機能性を次の画像で確認してほしい。

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マリタリアーティのバッグを真上から見たところ。ボストンバッグのようでありながら、大きく開口するので箱のように使えるのだ。

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マリタリアーティのバッグ。大きく開いた上面はレザーのカバーで覆うことができるスグレモノだ。

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35年前に購入したロセッティのブーツ。「この1、2年は、履く機会が多いですね」。

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「今では、こんな斑(ふ=うろこの模様)が、なかなかないんですよ」というクロコの名刺入れ。35年愛用の名品だ。

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セリーヌのクラッチバッグ。3つの薄いクラッチが、スナップボタンで着脱可能なのでシーンに応じて、必要な数だけ使うことができる。

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5〜6年前に購入したフェンディのミニクラッチ。シボやステッチが特徴的で、レザーの肌触りも抜群によい。

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約40年前にヴェルサーチェがデビューした時代のクラッチバッグ。とても高価だったが、あまりに好みだったので思い切って購入してしまったそうだ。

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マロの創業者であるアルフレッド・カネッサさんが、自身の名を冠したブランドのカシミアのベスト。繊細な色遣いに注目したい。

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柄の緻密さが見事な、エミスフェールのシルクスカーフ。35年間、愛用の一品である。

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