
変化の緩やかな英国靴と、新たな動き
世界中の靴を熟知する長谷川さん。彼に英国靴の特徴について聞いてみると。
「良くも悪くも、大きく変わらない点でしょうか。そのなかでも、ガジアーノ&ガーリングなどの登場や、パティーヌ仕上げを使うものが見受けられるようになり、さらにお洒落になってきた印象です。現地のガジアーノ&ガーリングの店に行くと、靴磨きコーナーがあって、英国らしからぬ雰囲気も漂っています。そうした雰囲気を積極的に採り入れているのは、ガジアーノ&ガーリングらしい」
長谷川さんご愛用の英国靴はこれ!(写真3枚)
愛好家の行きつく先はグッドイヤー
いい靴を買うなら、グッドイヤー製法が正攻法で、そうなると英国靴に行き着くのは当然だろうと、長谷川さんは考えている。無論、フランスのジェイエムウエストン、パラブーツも、グッドイヤーの高級靴であるのは間違いない。が、グッドイヤーを追求すると、靴好きはブランドの豊富な英国靴、なかでも最高峰とされるジョンロブ、エドワード グリーン、アンソニー クレバリー、ガジアーノ&ガーリングなどに目が向くというわけだ。